安心設計 雪も積もれば怖くなる

★06/2月のテーマ★

毎月お送りするニュースレターより
特集:住まいと暮らしに役立つ雑学集
木の温もりを知る

 昨年から日本は大雪に見舞われ、雪国の方々は大変な苦労をされていると思います。その点この遠州地方は、本当に恵まれた地域だとありがたく思わざるを得ません

 建築基準法では、雪の多い地方の屋根の荷重に
積雪量を指定して構造計算をしなくてはならないように規定しています。今年は恐らく、基準法の指定以上の積雪量になっているように思えます。
 建物の破損が心配されます。実際に何件か被害にあっているようで、お気の毒に思うと同時にお見舞い申し上げます。

 では静岡県内は、
雪に対して構造的な対策を考えているのでしょうか。
 私の記憶では、30年ほど前に
10cm程の積雪がありました。もちろん大パニックです。電車やバスはストップし、車は滑って事故が多発する状態で、当時高校生だった私は、自転車で通学していましたが、何度も転んでひどい目に合ったことを今でもよく憶えています。中には休校した学校もあったほどです。

 話がそれてしまいましたが、県内は、それほど雪のことは考えなくてもいいように思われますが、それでも
構造計算上、積雪荷重を30cmと仮定して計算します。

 この30cmの積雪量は最深積雪量といって、
最大限の雪の量を考慮しています。
 屋根そのものの重さに、雪の重さをプラスして計算する訳ですが、1u当り約60kgの負荷をかけて荷重の算定をします。およそ、
35坪程度の住宅ですと、6トンもの重さがかかることになります。
 
 これが1m積もれば、20トンの重さがかかることになる訳ですから、今年の積雪量は想像を超える、
異常気象であると考えられます。建物が押しつぶされる前に、雪おろしをしなくてはならない地方の方の苦労は計り知れません。

 先日ある建築雑誌で、耐震偽造した姉歯元建築士の特集を読みました。柱や梁の断面図が記されていましたが、他の建築士の設計と比較すると、驚くほどの差があり、これでは
地震どころか、大雪でも危険だと思えました。

 構造は、私たちが生活する上で、
最も基本的な身を守るためのシェルターです。こうした命を守るための住宅は決して手を抜いてはいけない行為だと改めて思ったものです。

もう梅雨 決して 早すぎないカビ対策

★06/5月のテーマ★

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 今の季節、雨が多くなってくると湿気が多くて気分が憂鬱になってしまいます。
 家の中は、ムシムシとし、洗濯物を部屋干しにするとますます鬱陶しくなってしまいますね。その上、部屋の隅や浴室などに
カビが生えてきたらもう最悪な気分になります。

 そこで今回は梅雨時の
カビ対策についてお話ししましょう。と言ってもカビの専門家ではありませんので、家の中の注意点に限ります。

 空気中には、
カビの菌(真菌というそうです。)が常に存在し、私たちの周りに漂っています。カビは適当な水分や温度などの条件がそろうと出てきます。
 適度の
温度(10℃〜35℃)、栄養分、水分、酸素がそろっている場所に生えてきます。カビの好む栄養分はチリやホコリ、垢、石鹸の残りカスなど、ほとんど全て何でも栄養にしてしまうといいますから始末におえません。
 つまりどこでも発生する可能性があるという訳です。

 ただ、
表面がツルツルとした物質には、付着しにくいといわれますので、ガラスやステンレスなどに、生えることはありません。が、ガラス自体にホコリが付着しているとそこにカビがでてきます。

 住宅の中でカビが発生しやすい場所は、
浴室や洗面所といった湿度の高い所、家具と壁の隙間で、特にうす暗い所や部屋の中です。 

 結露したガラスや壁を放っておくとチリやホコリが付着し、栄養分となって多量のカビが発生することがありますので、結露した
水分をこまめに拭き取ってください

 カビは
紫外線に弱く、直射日光に当る場所では育ちません。そのため北側の部屋では、カビが発生しやすくなります。

 動かすことのできる家具や物品は
時々日干しするとよいでしょう。
湿度の低いところは発生しにくくなりますので換気扇を回して
換気をよくし、湿度を下げます。エアコンのドライ運転もよいでしょう。

  最近の浴室はユニット化され壁や天井はツルツルとした材料で作られていますので、カビの発生が少なくなりました。それでも
石鹸のカスや垢が付着するとそこにカビの菌が付着しますので、やはり、しっかりと洗い流し、水気を拭き取っておきます。
 
カビは、アレルギーの元になると言われます。特に寝室など長く居る場所にカビを発生させると大変なことになってしまうことがあります。また、PRになってしまいますが、「抗酸化工法」はカビ対策にも優れた効果があります

カビより恐ろしい梅雨時の害虫ダニ

★06/6月のテーマ★

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 先月は、梅雨時のカビ対策のお話をしましたが、この季節カビと同様にダニも発生しやすくなります
 ダニの発生しやすい条件は、
湿度が25℃〜28℃で湿度が75%〜85%の時期です。発生しやすい条件は、密閉されたホコリの多い所です。

 その他、ジュータンやカーペット、布団、ぬいぐるみにも産卵します。
ダニのエサは人間のフケや垢、カビなどの脂肪酸(腐った脂肪)を含んだものを食べるようです。

 人間にとって恐ろしいのは、
アレルギーの原因となる物質が、ダニやダニの糞だと言われます。アレルギー性喘息や結膜炎、アトピー性皮膚炎などを発症することがあり、日本の3人に1人は何らかのアレルギーにかかっているといわれています。
 ダニ類のすべてが原因ではないようですが、
発生する場所に住んでいると発症しやすい傾向があるそうです。

 ダニ対策の方向として
2つの対策が考えられます。

 
1つは家の構造から変える方法と、毎日の生活手段によって防ぐ方法です。
 まず、家の構造を変える方法です。構造を変えると言っても、柱を取り替える訳ではありません。簡単なリフォームでOKです。まず、
換気をよくして湿度を上げないことです。
 梅雨時は換気扇をフル回転しましょう。エアコンのドライ運転も有効です。できれば、
床下の換気をよくしたいものです。

 そして、床材はフロアーやクッションフロアーのようにダニが侵入しない床材が良いです。
カーペットは全体に敷き詰めず、時々、はがして掃除をするとか、洗濯ができればもっといいですね。

 部屋は、こじんまりと仕切らず、南北につながった部屋は
仕切りを開けると北側の部屋の結露が防げます。結露はカビの発生する原因になるからです。
 予算のことがありますが、蒸気を発生させるストーブよりも
床暖房が最適です。なぜなら、ダニは高い温度には耐えられないからです。

 もう1つの方法として、生活手段によって解決する方法ですが、何といっても
換気と掃除です。換気は上記と同じです。毎日こまめに掃除をかけ、ダニやダニの糞を取り除くことです。

 寝具やシーツを清潔にすることも大切です。晴れた日には、布団を干して乾燥させましょう。
日光がダニを殺してくれます
 しかし、布団を叩くとダニの糞が表面にでてきてしまい、逆効果になってしまうそうです。
布団にも掃除機をかけて糞を取り除きましょう。

 さて、最後にPRです。何回もお伝えした
抗酸化工法は、このダニ対策にとても有効です。掃除や換気もずっと楽になります。一度ご相談ください
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★06/7月のテーマ★

殺人犯ならぬ「殺家犯」白あり 床下に注意!

 家の中に泥棒が入って、金品を盗られその上殺害されてしまうというドラマを見たことがあります。
 その泥棒は、「殺人犯
して指名手配され、警察に逮捕され一件落着、めでたし、めでたし。でドラマが終ります。

 ところが、知らぬ間に床下から
白アリ」が侵入し、家の大事な土台や柱を喰いつぶす「殺人犯」ならぬ「殺家犯に襲われたらどうしましょう。
 白アリの害が分かった時には、すでに相当な被害に犯され、場合によっては、家が倒れてしまうことも考えられます。

 運よく早期に発見されても、柱1本を取り替えるとなると、壁や床をはがすなど大修繕、大工事になってしまいます。

 日本には約18種類の白アリがいるそうです。家に被害を与える代表的な白アリは、
ヤマトシロアリとイエシロアリです。
 その中で、組織を支配しているのは
女王アリで、身長は4cmぐらいまで大きくなり、なんと10年〜15年も長生きするというのですから、驚きです。
 一生の間に100万個以上の卵を産み続け、ふ化した幼虫が、家の骨である木材を喰い荒します。
 これだけの数が、餌として木材を食べれば、その被害は相当なものだと想像できます。
まさに
集団の力と言えるでしょう。

 このシロアリは、湿度の多い所、湿気の多い木材を好みます。しかも年輪の濃い部分は固いため、
白い柔らかい部分だけを食べていきます
 また白アリは風や光を嫌い、木の表面までは食べないそうです。ですから、見たところは何ともありませんが、中はボソボソになってしまいます

 家の中で、白アリがいるかどうかを
見分けるためには、どうしたらよいのでしょう。
 家の木材に侵入する際、白アリが土中から足跡(蟻道)をつけて入ってきます。その蟻道が基礎や土台に残っていたら要注意です。
 また風と光を遮るために、木の継ぎ目や割れ目を土などで埋めます。これを蟻土と言います。こうした現象が見つかればすぐに対策が必要です。

 もっともこうした現象は主に床下でしか確認できませんので、時には専門業者の点検が必要です。

 その対策は、何といっても
床下の換気をよくすることです。基礎の換気口を大きくするとか、基礎パッキンを使用するなど湿気を溜めないことです。

 白アリ駆除剤を工事中に散布し、白アリの卵や幼虫を殺してしまえば、完全ですが、
駆除剤は人間にとってもあまりいいとは言えません
 あるいは、床下に「炭」を敷く方法があります。
炭は湿度を調整してくれ、害は全くありません。

 最も優れた方法はいつもお話しする『抗酸化工法』です。白アリだけでなく害虫を寄せつけません。さらに家も人も長生きできる素晴らしい工法です。


ユーザーにとって不利な税制改革
  その対策は?

★06/8月のテーマ★

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 この時期、国会は予算の骨組を改正したり、見直しが始まっています。住宅関係の税制改正は、昨年よりも不利な方向で論議されているようです。

 その内の1つは、
住宅取得贈与の特例が廃止されます。
 今まで親もしくは祖父母が住宅資金に
550万円を贈与しても、非課税でした。若い家族にとって親の援助は大きく、ローンの頭金として有効な方法でした。

 550万円を頭金としてローンを組むと、民間ローンで3000万円ほど借入れすることが可能です。若い人が頭金として
550万円を積み立てるとなると、相当な努力が必要です。その苦労を親が補ってくれた訳ですから、本当にありがたかったと思います。

 当社のお客様のお話しです。
 土地を買って家を建てたいと、当社の物件を見て訪ねてくれました。
 お話しを進めていく上で、
現在の資金から予算を組むと、価格の安い物件、つまり土地の面積が狭く日当たりの悪い区画を選択するしかありませんでした。

 そこで、親からの住宅贈与のことを説明すると、すぐにご両親に相談に行ってくれました。その奥さんのお父さんは元銀行員で、住宅贈与のこともよく分かっていましたので、
資金援助に快く応じてくれたそうです
 ご実家は、M県で普段あまり顔を合わすことのない親子が、住宅資金のために里帰りし、真剣に話し合いができたことがお父さんにとっては、嬉しかったようです。つまり、
親子の絆が強くなった上に、マイホームが思い通りに実現したのです。

 この住宅贈与、単にお金をもらうだけの行為ではなく、
人間関係が円滑になるという嬉しい副産物を生みだす、とても良い制度だったと思われます。

 この制度が廃止されます。利用しやすく、メリットが多いのに残念で仕方ありません。この制度に近い特例が残されそうです。
相続時精算課税制度といってむずかしい名称ですが、やはり親の援助によって住宅資金とすることは変りません。
 その上、
3000万円が上限と金額は大きくなります。ところが、相続する際、贈与した資金を遡って資産として計上しなければなりません。

 何となく利用しにくいと思ってしまうでしょうし、私たちもすすめづらく尻ごみしてしまいます。 それでも、
制度をよく理解して対応すれば、不可能ではありません

 お客様と提案する私たちの連携プレーが大切になってくるでしょう。ここで、よい営業マンとそうでない営業マンの違いが 出てきます。あなたも、
営業マンを見極める努力が必要になってきそうです。

台風シーズン 雨漏りに注意!

★06/9月のテーマ★

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 昨年、日本列島にたくさんの台風が襲いました。しかも、どの台風も日本を縦断し、多くの被害をもたらしたニュースは記憶に新しいことろです。

 今年はどのくらい、台風がやってくるのでしょうか。
 毎年やってくる
台風はどこからやってくるのか調べてみました。台風は赤道付近の海洋で発生します。海水の温度が高くなると、上昇気流が起こり上空にある雲(積乱雲)が集まってくるそうです。集まった積乱雲が、渦を巻くように回転すると台風の卵になります。風速が17m/s以上になったものを台風といいます。

 地球の自転ととき竜によって北へと進んできます。台風の大きさは、
最大風速と最大風速15m/s以上の半径によって段階があり「大型の強い台風」などと表現されます。

 台風は
強い横なぶりの雨をもたらし、樹木が倒れる、あるいは河川が増水し、災害が発生しやすくなるのはご存知ですね。住宅を襲う被害に「床下や床上浸水と雨漏り]などがあります。もし、床下に浸水されたら今時の基礎はなかなか水が抜けません

 幸いこの地方は、こうした被害があまりないようです。ところが、台風によって「
雨漏りした」という被害はよく耳にします。弊社でも、たまに「雨漏りがした」というクレームが入ることがあります。

 住宅を建てる際、私たちは雨漏りがしないように万全を期し施工しています。当たり前ですが、
普通雨は上から降ってきます。ですから、屋根や外壁は下から順に張り上げていきます
 ところが、台風の時の雨は、
横または、下から降ってくることが多いのです。施工順序とは逆になり、雨漏りしやすくなる場合があります。しかも、思ってもみない部分から雨漏りし、原因不明ということがあり対策に苦労します。

 では、
どんな所が漏れやすいのか、経験上いくつかの原因を上げてみます。
 一番多いのは
サッシの回りで、古いサッシを取り外して再度取り付けた場合は要注意です。外す際、ネジがゆるんだり、変形によって隙間が生じ、針の穴のような隙間から浸水してきます。こんなまさかと思うところから雨は入ってきます。複雑な形の出窓などサッシも要注意です。

 次に注意すべきは
増改築によって、新しい部分との接点が原因というケースがあります。取り合い部分は、施工上複雑な工事になります。また、材質の違いも雨漏りの原因となりがちです。その他、ベランダの手摺の上部にかぶせた笠木と、壁面の取り合いなどや防水材の破れなどが原因という場合があります。

 普段、手入れをする際、
外壁にひび割れや浮きがないかよく点検し、コーキングの切れや剥がれないかなどもチェックしてみて下さい。

とにかく、雨漏りがしたら
一刻も早く手当てすることです。怖いのは、雨漏りそのものよりも、浸水によって断熱材に水が吸い取られて、長年の間に構造体の木材が腐ってしまうことです。

収納の今昔 「押入は押し入れる?」

★06/10月のテーマ★

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 あなたの家の収納はスペースは十分ですか。
 人によって違いますが、お客様から必ずと言っていいほど「
収納をたっぷりとって欲しい」要望されます。つまり、今の家は収納が少ないと思っているから、たくさん欲しいのだと考えられます。


 日本の住宅は、元々、
収納を家の中に作るといった風習がなかったと思われます。住宅の歴史を調べてみても「押入」という言葉が出てくるのは、江戸時代の半ば、商家の大邸宅に「押入」という名前が出てきました。押入が当たり前のように設けられたのは、明治に入ってからのことです。

 では、それまでの住宅の収納はどうなっていたのでしょう。
 平安時代末期、貴族などが住む家(寝殿造りといわれます)の外に、衣類や調度品などを保管する「納戸」が建てられました。恐らく収納スペースとして初めて設けられた本格的なものでしょう。

 その頃に建てられた「納戸」で、今も
歴史に残る奈良の「校倉造り(あぜくらづくり)」は有名です。菱形の角材を組み、湿度の多いときは木が膨張して密閉度を高め、反対に乾燥すれば木が収縮して空気が流通するという自然の理にかなった素晴らしい収納です。「納戸」は財産価値の高いものに限って保管されたようです。

 また、江戸時代には、大切な家財を守るために「蔵」が建てられました。江戸時代の商家には
、高額な商品や財産を火災から守るために土蔵造りといわれる「蔵」が建てられたのです。今でも立派なお蔵が残っています。

 明治時代に入ると、上流階級の家に、女中や書生という若い人たちを住まわせるようになり、それぞれ、女中部屋や書生たちが寝起きする部屋が与えられました。

 部屋の広さは、2〜3帖といった狭い部屋です。布団を敷けば、もうそれで一杯というスペースに
「押入」は必要不可欠なものになったのです。

 女中や書生たちにとって「押入」は、寝具を収納するだけでなく
衣類や日用品などすべてこの押入に収納されました。「押し入れる所」が、「押入」となったようです。住宅に押入が部屋ごとに設けられたのはこの頃からだといわれます。

 現在の住宅は、
使用目的に合わせて多くの収納スペースが造られるようになりました。押入はもとより、納戸・クローゼット・床下収納庫・小屋裏収納庫・クロークや玄関収納庫など。冷蔵庫だって収納のための設備です。

 収納の目的は、整理と保存です。使用する目的に合わせて、同一場所に整理しておくことが大切です。ただ、「押し入れる」だけでは、収納スペースとはいえないかも知れません。
 
物は増える一方、もう一度「収納」について考えて見ましょう。

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★06/11月のテーマ★

乾燥の季節に、こんな工夫を

 秋の終わりから冬にかけて晴れた日が多く空が真っ青に澄んでいます。
 冷たい季節風が日本海側に雨や雪を降らせ、太平洋側には乾燥した空気がなだれ込んできます。湿度が30%以下になると私たちの身体に異変が現れてきます


 冬の室内の
快適湿度は、40%以上に保った方がいいそうです。そこで、気をつけたいことは、室内を暖房するとますます空気が乾燥し、部屋の中はカラカラになります。乾燥すると私たちの身体に影響するいくつかの症状が表れてきます。

 代表的な現象が、
風邪を引きやすくなるという症状です。喉の粘膜が乾燥によってウイルスをを防御する力が衰えてくるのが原因のようです。

 女性にとって、冬の肌荒れは気になることでしょう。寒気が肌の血行や新陳代謝を悪くし、乾燥によって肌の水分を飛ばし、油分と水分が不足して
肌荒れが起きるようです。

 その他、アトピー症状が悪化したり、汗もかいていないのにノドが乾くなどといった症状が出てきます。また、乾燥によって部屋の中に
静電気が発生し、チリやホコリを吸い寄せます。肌にも静電気によってホコリが付きやすく、肌荒れやアレルギーの原因になるといわれています。

 では、室内の乾燥対策にはどんな方法があるでしょう。 手軽にできる方法をいくつかご紹介します。

 部屋の中に観葉植物がいくつかあると、自然と触れ合うようで気持ちがさわやかになりますね。観葉植物には、部屋の乾燥を和らげる効果があります。植物は、
酸素を吐き出し、水分も同時に吐き出しますので一石二鳥の効果があるといえます。

 あるいは、
コップに水を入れて、寝室に置くだけでも室内が潤います。最近、エアコンで暖房することが多くなりました。エアコンは暖かい空気をのみ吐き出し、空気に水分を含みません。この場合、コップの水だけでは間に合いませんから、加湿器などによって乾燥を防ぎます。
 ただし、加湿し過ぎると結露しやすく、ダニやカビの発生しやすくなりますから注意が必要です。また、
加湿器の水槽にカビが発生することがありますから、こまめに水を入れ替えましょう。

 コタツもありがたい暖房器具です。コタツに入ってミカンをほうばりテレビを見る、お馴染みの風景はどこの家庭にもあります。ただ、
コタツのように直接触れる暖房器具は、長時間使用すると肌の水分を奪ってカサカサしてしまいます。お肌のカサつきが気になる方は避けた方がよさそうです。

 究極の乾燥対策と暖房は「床暖房」です。温風が直接、肌に当たらず湿度を下げることなく室内が暖まり、しかも「頭寒足熱」で快適な生活が送られます。

 気軽に取り入れるわけにはいきませんが、
家を建てる際、あるいは、リフォームする時に検討してみる価値はあります。

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★06/12月のテーマ★

07年は家を建て時か 新しい年を考える

 あっという間に2006年が終わろうとしています。
 今年も、いろいろな住宅情報が飛びかいました。耐震強度偽装事件の波紋によって、検査制度が厳しくなり、建築士の資質の向上を求められました。「構造建築士」や「設備建築士」の制度が創設されるなど、大きく法律が変わったのはつい最近のことです。

 また、景気がよくなり?、ゼロ金利が解禁され、
住宅ローンの金利も上昇するのではないかと心配しました。幸い大きな変動はなく、以前のように低金利で安定しています。

 では、2007年の住宅建設は有利になるかどうか、考えて見ましょう。
 今年の6月に
「住生活基本法」が施行されました。主な骨子は、国民の住生活安定と確保、住生活の向上と推進を図るという理念を定めました。

 この文面だけでは、具体的にどうなるのかさっぱり分かりません。2007年以降に「住生活基本法」が具体化されると思います。

 現時点で、私が理解しているこの法律の内容は、
1つは「良質な住宅を造る」2つ目は「セイフティーネットの確保」と思われます。どういうことか、「良質な住宅を造る」とは、建て替えのサイクルを長くし、資源を無駄にしないということです。欧米のように中古住宅の流通を盛んにし、新築するよりリフォームしなさいと解釈しています。
 「セイフティーネット」とは、安全な都市づくりを目指し、
地震対策や高齢者に対する安全性を高める指針を示す、と考えられます。

 確かに、今までの日本の住宅は、20年〜30年で建て替えられ、次々とスクラップアンドビルドを繰り返されました。実際に
解体現場を見ると、「もったいないな」と思うことがあります
 材木や器具などまだまだ使えそうな物がたくさんあったからです。高度成長時代のツケが、今回ってきたといえるでしょう。

 この法律の理念は、具体性はないもののだれでも理解できることだと思います。
 では、2007年は、住宅の新築やリフォームするのに適切な時期となるのでしょうか。
大手企業の賃金が上がり、個人消費が盛んになってくれれば、大手企業の社員は家を建てる気になるかもしれません。その後、私のような庶民にも恩恵があるでしょう。

 その反面、
住宅税制は厳しくなります。住宅ローン控除は、毎年減り、来年もすでに少なくなることが決まっています。住宅贈与の特例はすでに終わっていますし、政府のいう「良質な住宅の確保」は一般では難しくなると思うのです。

 これでは、やることと、言っている事が矛盾していると思えてなりません。良質な住宅を建てるがゆえに、もっと税制を国民に有利にして欲しいものです。

 最も怖いことは、来年の
参議院選挙が終わった後、「消費税を上げる」と言い出さないか心配でなりません。

 冬になるとストーブやホットカーペット、エアコンなど暖房機が必要不可欠になります。今は床暖房が一般住宅に取り入れられ、直接「火を起す」暖房が少なくなりました

 その昔、私たちに
なじみ深い暖房に「炬燵」があります。もちろん今でも使っているというお宅も存在します。
 昔のこたつは、床下を掘って、火鉢に炭を起こして置き、やぐらにふとんを掛けて暖を取る堀りごたつでした。

 この堀りごたつの
歴史は意外と古くて、室町時代に登場していたようです。イロリの上に櫓のようなものを組んで、その上に布団を掛けて使っていたそうです。ですから、結構大がかりのこたつだったと思われます。

 今のように置くタイプのこたつが使われたのは、
畳の上で生活するという習慣が定着した江戸時代のことです。
 現在でも使われている電気コタツが登場したのは、昭和30年代の頃です。

 昔のこたつは、火鉢に炭を起して暖を取っていました。この
炭は思ったより暖かいのです。 火鉢の大きさにもよりますが、火鉢だけで暖をとっていた昔の人がよく寒い冬を乗り越えてきたなと感心します。炭には遠赤外線を発し、熱線が人の身体を暖めていたからです
 冬の日なたぼっこがポカポカと暖かいのは、この
遠赤外線があるからです。これと同じ理屈で炭が重宝されたのです。

 西洋では、暖炉(ペチカ)かあって、薪を燃やして暖をとっています。直接、火の暖かさがありますが、
良質の薪も遠赤外線を発するといいます。

 今の暖房は、
室内の空気を暖めています。ですから火源に直接当らなくても暖かく感じます。反面、室内を密閉した方が効果があるため、常に新鮮な空気と入れ替えないと空気が汚れてしまいます。
 特に最近の住宅は、気密性がよいため、こまめに空気を入れ替えなければなりません。

 こたつの
欠点は、そこに入らないと暖かくはないことと、夏になると邪魔になってしまうことです。最も夏でもテーブル代りに使うという方は別ですが。

 反対にメリットもたくさんあります。
頭寒足熱という点では理想的な暖房器具です。テーブルを使って食事をしたり、机の代りに勉強することもできます。
 何よりも、家族が集りやすく、
コミュニケーションが取りやすいというメリットが大きいでしょう。その上、空気が汚れることもありません。

 もうすぐお正月がやってきます。こたつの中でちびちびと飲みながら、うたた寝をする。これが私の楽しみです。
 今は、住宅機器メーカーにより、
家具調の掘りごたつが売り出されています。昔のように4帖半にこじんまりとしたものではありません。フローリングに合った掘りごたつを家を建てる際に、お考えになってみたらどうでしょう。

理想的な暖房は昔ながらの「掘りごたつ」?

★06/1月のテーマ★

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住宅関連業界も、昨年から多発した建築基準法違反に対して厳しい目を向かれ、肩身の狭い思いをしました。
 当然予想されたことですが、基準法の見直しがされ、今までより
検査制度が強化されるなど、住宅の安全性をより以上求められることになるのです。
 
 その内容は、大きく2つあります。
 その1つは、4月以降の建築確認申請を提出した物件には、
中間検査が義務付けされます。中間検査とは主に構造体の安全性をチェックするための検査です。
 例の構造計算偽造に対処するためで、設計図や構造計算書と、実際の現場が合致しているかを検査されます。
 実は
木造住宅でも構造計算書を作成し、確認申請書に添付して安全性のチェックを受けています。ただ、木造の場合は、RC造と違い構造計算は比較的理解しやすいところがあります。
 
 今までの通例で、本来の5割も強度が少ないと、
見た感じや勘ですぐにバレてしまいます。ですから、構造計算書の偽造は木造の場合ほぼ不可能といっていいのです。

話を元に戻します。中間検査では、耐力壁の位置や数をチェックし、柱や梁の太さや取り付けてある金物などが適切かどうかなどを検査されます。この検査を義務付けられることで、いわゆる欠陥住宅は激減すると思われます。

 ユーザーにとってはとても安心な改正となるでしょう。しかしこの改正は、
今まで良心的に基準法どおり、いやそれ以上に構造や施工に気を使っていた私たちにとっては、痛くも痒くもありません。単に今までやってきたことをそのまま続けていけばいいことですから。
 ただ、検査のために日程や工程に影響があったり、検査の費用だってタダではありません。出費するのは
お客様の負担となる訳です。

もう1つの改正は、住宅にも火災報知設備の設置が義務付けられることです。
 はっきり言って、この法律は
本当に必要かどうか疑問でなりません。住宅の内装材は、不燃材料(石膏ボードや珪藻土)を使用しています。IHヒーターで台所も火を使う率は低くなり、禁煙ムードは家の中にも広がって、家の中でタバコを吸う人は少なくなってきています。

 火災の起きる原因はずっと少なくなっているにもかかわらず、この改正は何のためなのか?あ
る一部の業者のため?としか思えません。この件については改めてご紹介したいと思っています。

現場での検査制度が厳しくなる。
        その内容は?

★06/3月のテーマ★

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火事の助っ人、住宅にも火災報知器が義務化。
しかし・・

★06/4月のテーマ★

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昨年6月から、火災の早期発見に火災警報器の設置が住宅にも義務付けられます。
 住宅火災による
死者は年々増加傾向にあり、平成16年には1000人を越えているそうです。その内の6割が65歳以上の高齢者ということでした。

 アメリカでは20年間のデータで、住宅火災による死者は、警報器を設置する前と、比べて
5割も減少していることが、報告されています。

 東京消防庁でも、住宅用の警報器が作動した場合と、そうでない場合とでは
3分の1も死者が少ないことが分かったそうです。このような背景から、全国一律に消防法が改正され住宅用警報器の設置を義務付けることが決定したのだと考えられます。

 設置する部屋は、
寝室とその階の階段の踊り場に付けなければなりません。つまり、寝室とは、主寝室はもちろん、子供室や老夫婦の部屋、お客様が泊まっていくゲストルームも含まれます。その上、寝室が2階にあれば、踊り場にも設置しなくてはなりません。

市町村によっては、台所への設置も必要なところもあります。(浜松市の場合は台所への設置義務はありません。)
 火災報知器とは、
熱または煙を感知して警報音を発する器具です。壁や天井に取り付け、火災が発生した場合はブザーや音声が鳴り、隣室や階下に知らせます。部屋ごとに単独で警報するタイプと、家中に連動させるタイプ、 消防署に通報するタイプもあります。

費用は単独タイプが安く、通報ができれば安心ですが、高価になることは間違いありません。また、
増改築する際、既存の寝室にも設置しなくてはなりません。

 ただし、新築の場合、最近の内装材は、不燃の材料が多く使われるようになり、また台所では、IHヒーターなど火を使わなくなりました。世論的に禁煙ムードが広がり、火災を起す原因は少なくなっていると思われます。むしろ、古い住宅の方が危険性が高いと思われます。

 ですから、新築やリフォームをする建物よりも、何もしない住宅(建替えやリフォームをする力や気持ちのない家)に
市や県や国が無償で取り付けてやった方が、火災による損失よりも税金を使った方がずっと安く上がると私は、思うのですが…。